2001年に日本は50年間でノーベル賞受賞者30人という数値目標を発表しました。当時多くの国からそれは合理的な目標ではないとの見方をとられていましたが、2019年時点で、既に19人もの日本人(内非日本籍2人)がノーベル賞受賞者となりました。

 

中でも2012年と2016年に再生医療の分野でノーベル賞を受賞した2人の日本医学者が注目を浴びました。 京都大学の山中伸弥教授のiPS細胞と、東京工業大学の大隅良典教授が発見したオートファジーの仕組みの解明です。 それ以来、再生医療、癌免疫療法、幹細胞療法等の治療方法が広く知られるようになりました。



 

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幹細胞療法



幹細胞とは


皮膚や血液等の組織や臓器を構成する細胞等、体内のすべての細胞は非常に短命です。すべての組織がスムーズに代謝を行い、良好な機能を維持する為には、新しい細胞を絶えず補充して損傷している細胞をとり換える必要があります。この様に自己複製能と分化能を持つ細胞を幹細胞と言います。


幹細胞治療のメリット


幹細胞治療最大のメリットはお体の損傷個所や弱っている部分を重点的に治療することができることです。体に明らかな症状がなかったとしても、幹細胞は発病リスクのある細胞を修復する効能があります。幹細胞には自己複製能がある為、アンチエイジングのみならず美容の効果も期待できます。体に必要な分の数量の幹細胞を投与することによって全身の機能を若返らせることができます。


幹細胞治療の効果が期待できる疾患


全身のエイジングケアをされたい方

・手術後に体力や免疫力のケアをされたい方

・糖尿病をお持ちの方

・膝関節軟骨修復治療を受けられた方

・免疫力低下が気になる方